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会頭ごあいさつ

佐世保商工会議所     会頭 金子 卓也
令和8年 年頭所感 
「101年目の新たな飛翔へ」

 新年あけましておめでとうございます。 会員の皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。本年が皆様にとりまして、さらなる飛躍の一年となりますよう祈念いたします。
 昨年は昭和改元から100年、戦後80年という歴史的な節目に加え、佐世保商工会議所創立100周年という記念すべき年でありました。
 そのような中、内閣府の成長戦略において、防衛・造船分野が宇宙やAIと並ぶ重要戦略分野に位置付けられたことは、本市の基幹産業である造船業においては追い風となる動きとなり、「基地の町」としてのポテンシャルを示すものであります。さらに、政府は国内造船業の振興を目的として2035年までに官民合わせて1兆円規模の投資実現を目指すほか、日米間の造船能力拡大に向けた協力覚書を交わすなど、今後は防衛および造船業への集中的な投資が期待されます。
 地域経済においても、明るい兆しが見え始めています。昨年6月に本格稼働した浦頭クルーズターミナルの効果により、国際クルーズ船の寄港数は過去最高を記録しました。インバウンド需要の伸長は、観光業のみならず地域産業全体の活性化に寄与しています。また、人材育成の面では、長崎国際大学において2027(令和9)年4月の「情報学部 情報デザイン学科」開設に向け、産学官を挙げた準備が進んでいます。県北唯一の理工系学部として、若者の新たな学びの選択肢となり、地域に定着する人材の輩出が大いに期待されます。
 一方で、加速する人口減少や少子高齢化への対応は待ったなしの状況です。未来を担う若い世代が希望を持って働き、住み続けられる街づくりは、私たちが直面する喫緊の課題であります。
 佐世保商工会議所では、昨年迎えた創立100周年を機に、提言書「佐世保未来構想」を策定いたしました。本構想では、「日米2つの基地と佐世保港の発展」および「西九州させぼ広域都市圏の中核市としての発展」を地域発展の柱とし、基地との共存共栄を基本方針に掲げています。本年3月末には、海上自衛隊第2護衛隊群が廃止され「水陸両用戦機雷戦群(仮称)」の新設が予定されており、陸上自衛隊水陸機動団との連携を軸とした統合運用体制の強化が進められています。これに伴い、崎辺東地区では新司令部等の施設整備が進行しており、こうした動きは防衛拠点としての機能強化にとどまらず、港湾機能の高度化や関連産業の活性化につながるものと期待されます。当商工会議所といたしましては、基地と港が市民生活を豊かにする「働く場」「稼ぐ場」として一層機能するよう、地元企業と自衛隊・米海軍との連携をさらに深化させ、地域経済への波及効果の最大化に取り組んでまいります。
 あわせて、歴史的・地理的なつながりを有する「西九州させぼ広域都市圏」の構成市町と連携し、圏域内の観光資源の開発をはじめ、交通インフラ整備や人的・物的交流の円滑化を推進するとともに、行政の枠を超えた連携により、一つの経済圏として持続的な発展に寄与できるよう努めてまいります。
 さらに、会員各位が営む主要な事業分野ごとに対応した部会活動に、これまで以上に力を入れてまいります。商工会議所活動の原点である部会活動を通じて、会員企業および地域が抱える課題を明確にし、国・県・市をはじめとする関係機関に対して、積極的かつ強力に働きかけてまいります。そして、経営支援や人材育成支援のさらなる充実を図るとともに、地域情報の収集・分析・発信に注力し、会員企業と地域経済の持続的な発展に貢献してまいります。
 結びに、本年も皆様方の倍旧のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様のご健勝とご多幸を衷心より祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。




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